洗練さ、美しさ
2021.09.08
ぼくには、お気に入りのマグカップがあります。
それは、偶然入った京都のショップで、出会った一品。
電撃が走りました。こんな出会いは、久々。
メイン通りから一つ小道に入った先にある「hisoka」さんという小さなお店。
色合い。佇まい。カタチ。持った感触。使い勝手。
どれもパーフェクト。
総じて、とても美しい。
即買い。でしたね。
しかも、この作品の展示は、その日が最後だったみたいで、違う日に行っていたら、ありませんでした。。。
まさに、奇跡の出会い。
指がかりの輪っかの下には、指に沿うようにアール状の造形がなされていて
この独特のカタチは、海外の古い建築様式に見られる模様をモチーフにオリジナルアレンジを加えて
仕上げた物なんだとか。そして、表面の釉薬の色合いが最高にかっこいい。
しかも作家さんは、高島市マキノ町に自宅兼工房をかまえておられる方んだとか。
また、工房におじゃまして、色々な作品を見ながら、お話をしてみたいなと思いました。
この衝撃は、ぼくがコーディネートしている場面でも、あり得ることです。
プランの提案について、添削するとき、構造や使いやすさの機能面を考えるのはもちろんですが、
洗練さをまとった美しさも、同時に追い求めて提案をしています。
ぼくがこのコップに出会った衝撃は、一生消えることがないものであると感じていて、
この感動をまた、別のSAKAEに来てくださったお客様にも、知ってほしい。
感じてほしい。
そう思いながらの休憩時間でした。
Uemura