水道管の凍結防止対策②
2023.02.02
前回書いた、【水道管の凍結】について
今回は、【凍結してしまった時の解凍方法】
について書いていきます。
水道管の中の水は、外気温が-4℃になると、凍結するといわれています。
また、外気温が、-1℃~-2℃であっても、下記のように、
・配管が外気に触れて露出している
・風が強く吹いている
・家の日陰に蛇口や水道管がある
・標高が高い
・雪が降り続いたあと
などに当てはまれば、凍結してしまう恐れがあります。
そんな中で、お家の蛇口をひねった時に
寒さが原因で、水道管が凍結してしまい
水または、お湯が出なくなってしまった場合に
どうすれば改善できるのでしょうか?
方法としましては、
①ぬるま湯をかけて解凍する
凍結している個所にタオルをかぶせて、その上からぬるま湯(50℃ほど)をちょっとずつゆっくりとかけていきます
最初はぬるま湯から初めて、徐々にお湯の温度を上げていきます。
沸騰をするような熱湯をかけてしまうと、高熱によって水道管や蛇口が変形することを誘発してしまい
破裂につながる可能性があるので、やらないことをお勧めします。
タオルも、水道管を守るためにかけますので、なるべくかぶせてあげてください。
②カイロを使って解凍する
低温で暖まるカイロを解凍したい水道管の周りに固定するという方法もあります。
カイロを水道管に巻き付けてテープ止めをしてあげることで、
その場にとどまらなくてすむので、寒い中屋外で震えながら作業をしなくてもいいので楽です。
ただし、カイロ自体が低温なので、吹雪が吹いている場合の屋外や
極端に気温が低い-4℃以下の場合の環境では、
効果が弱く、解凍までに時間がかかる可能性があります。
③ドライヤーを使って解凍する
凍結している個所めがけて、ドライヤーの温風を当てて解凍していく方法です。
もし、温風の強弱設定ができるドライヤーの場合は、中程度の温度設定から初めて
徐々に温風の温度もしくは風力を強めてください。
この方法も、屋外が吹雪の時には、あまり有効的な手段ではないので
屋内で、凍結している場所に使うのがおすすめです。
④自然解凍するのを待つ
冬場の気温は、早朝や夜間が一番冷込みが厳しくなるので
日が差してくる日中に、外気温が温まり解凍される場合があります。
緊急で使う用事がない場合は、無理に解凍をせずに、蛇口を閉めて
自然に解凍をするのを待つというのも一つの方法です。
ただし、寒冷地で、日中も寒いまま、外気温が上がらない地域の場合は、
先ほど説明した①、②、③の方法を試してみて
解凍をされるのがよいと思います。
以上が、水道管の【凍結してしまった時の解凍方法】でした。
まだまだ、寒い日が続いていきますが、
何事もなく春を迎えられるようになっていくことを祈っております。
もし、ご不明なことご質問等がありましたら
株式会社 栄 までご連絡ください。
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